05th 6月2012

OTOSHA31「日本の隣国」Day3受講記録

by JIN

おとなの社会科CS担当のJINです。
OTOSHA31「日本の隣国」Day3の受講記録を書きます。

本稿では、受講者目線で、セミナーの受講記録を書きます。なお、一部JINの私見にわたる個所が含まれる点、ご容赦ください。

5月は「日本の隣国」をテーマとして、3回、セミナーを行いました。同月は、株式会社フジクラ様のご厚意により、会議室をお借りして実施します。

5月は「日本の隣国」である「米国、中国、ロシア」の3国について論じました。

Day3では、ロシアを取り上げると共に、今月、「日本の隣国」を取り扱ってきた締めくくりとして、「日本の隣国との付き合い方」をディスカッションしました。

Day3のポイントは、次の3点です。
■ロシアは、現在は、低調な状況にある
■日本は、明治以降、第二次大戦までは列強であった
■今、日本には、新たな外交戦略が求められている

以下、具体的に書きます。

■ロシアは、現在は、低調な状況にある

北の大陸国であり、元々、産業国家ではないロシアは、不凍港を求めて、南に勢力を広げる意思を昔から強く持ってきました。そのようなロシアの国家意思は、19世紀から20世紀にかけて、英国の覇権主義と衝突し、Great Warと呼ばれる覇権争いを繰り広げて来ました。その火薬庫となったのが、アフガニスタン地域および旧満州地域でした。

また、大統領に再度就任したプーチンがロシアの国力の源泉と考えているのが、天然ガスを中心としたエネルギー資源です。ロシアは、旧ソ連邦諸国に対して、ガスパイプラインを圧力に用いて外交を展開してきました。

ところが、最近、技術的に採掘が困難とされてきたシェールガスが比較的容易に採取できるようになり、その豊富な埋蔵量が確認され始めました。その影響によって、ロシアに豊富に存在している天然ガスは、その価格が抑えられるようになってきました。

その結果、数年前には大変な財力を誇った、ロシアのエネルギー利権で儲けた新興財閥と言われた人達も、急速に勢いを失いました。そのことに象徴されるように、ロシア経済も、また、現在では、停滞を余儀なくされています。

■日本は、明治以降、第二次大戦までは列強であった

日本は、江戸時代、鎖国社会ではあったものの、寺子屋制度等によって高い文化レベルを保っていました。そのため、明治開国は列強の仲間入りに遅れて参加した状況ではあったものの、かなりうまく立ち回っていました。

日本が占領していた旧満州地域は、前項で触れたGreat Warにおける英露衝突の最前線でした。そのため、英国は、自らの利権を守るため、日本をロシアに対する盾として利用しました。ただ、日本の側も、英国からの援助を日英同盟やシティでの戦争債発行等によって引き出し、日露戦争に勝利するという果実を得ることに成功しています。

時代を少し遡って明治初期の状況をみても、英仏をバックにした薩長・幕府の衝突が決定的なものになる寸前に回避しており、内乱に乗じて列強の欲しいままにする状況を許しませんでした。

このように、第二次大戦までは、外交戦略を中々うまく駆使していたと言えます。

■今、日本には、新たな外交戦略が求められている

第二次大戦後、日本は、米国の軍事力の傘の下で経済発展をする道を選択しました。世界最強の米軍に軍事をアウトソースする事で、日本は、世界第2位のGDP国家となりました。

しかし、米国は、ベトナム・イラク・アフガニスタンの各戦争で敗北を喫しました。また、アラブの春によって、親米であった独裁者も、次々と民主化の波の下に倒れています。経済的には、BRICs等の新興国の世界経済に占める存在感が拡大しており、米国の一国覇権は衰えてつつあります。世界は、多極化へと向かっています。

こうした世界情勢の中で、日本は、衰えつつある隣人である米国とだけ親密な付き合いをしていれば安泰なのか、選択を迫られています。隣国である、今やGDP世界第2位となった中国との戦略的パートナーシップを模索すべき時期に来ているのではないか、等、今、日本には、新たな外交戦略が求められています。

・・・という月並みな議論以上に、おとなの社会科のセミナーの中では、より掘り下げたディスカッションを展開しています^^

(by JIN)

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