31st 7月2014

OTOSHA58 「政治学:日本で一番えらいのはだれ?」

by tenpei

おとなの社会科、スタッフの天平です。今月は「政治学:日本で一番えらいのはだれ?」について学びました。以下、5点にわけて書いていきます。

(1)日本で一番えらいのはだれ?
(2)三権分立とは?
(3)内閣ってなに?
(4)内閣総理大臣の職務って?
(5)立憲主義の崩壊?

 

(1)日本で一番えらいのはだれ?

日本で一番えらいのは主権者である“国民”です。歴史を振り返れば、多くの権力者が国民から富を収奪し、人権を踏みにじってきました。そこで、権力者から国民の権利・自由を守ることを目的に、憲法の制限下に政府を置く“立憲主義”が確立されました。日本も当然、立憲主義に則っています。

 

(2)三権分立

立憲主義の下に国家運営がされていきますが、一部の機関に権力が集中し、濫用されることは常に危惧しておく方がよいでしょう。そこで大切になる考え方が“権力分立”です。日本では小学校で習った“三権分立”ですね。国会(立法)、内閣(行政)、裁判所(司法)の3つを解説すると大変なことになりそうなので、次は内閣について書いていきます。

 

(3)内閣ってなに?

内閣は行政権を行使します。行政とは国会が決めた法律や予算に基づいて実際に国の運営を行うこと。内閣を頂点として、各省庁などの行政機関があります。歴史を振り返ると行政権によって国民から資産の収奪、自由の制限など、数々の悪事を行われてきました。したがって、行政権を行使する内閣のトップである内閣総理大臣の職務は厳しく制限されています。

 

(4)内閣総理大臣の職務って?

以下8つの職務が定められています。①国務大臣の任命と罷免②国務大臣の訴追に対する同意③内閣を代表して議案を国会に提出する④内閣を代表して一般国務及び外交関係について国会に報告する⑤内閣を代表して行政各部を指揮監督する⑥法律・政令の署名および連署⑦閣議の主宰と総理大臣としての発議⑧内閣総理大臣および主任の国務大臣の代理の指定

う~ん。意外とできることが少ないんですね。ということで、歴代の内閣は“内閣ができること”を拡大させようと、国会の無力化に尽力してきました。議案を国会に提出しても通らなければ意味がないので、国会での議論が白熱しないよう、事前に裏で根回しをしておくのです。国民から見えないところで。権力者の権力拡大モチベーション…これは非常に危険なものです。

 

(5)立憲主義の崩壊?

日本では首相が“憲法解釈”を変更しました。内閣を制限するものの解釈を内閣が変える。これは立憲主義の崩壊の第一歩だと言っても過言ではないでしょう。また、現首相はご自身を“日本で最もえらい人”だと自認しているようなので、これまた立憲主義の考え方とは大きく異なります。近代以前の立憲主義のない、暴君が支配する国になるのか、それを防ぐのか、日本は今、瀬戸際にあると思います。

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