27th 2月2015

OTOSHA65 「教育無償化」

by tenpei

■day1受講レポート

高等教育(大学や高等専門学校)の無償化は必要か?

day1では高等教育無償化が必要な理由について、「国際人権規約」と「国際競争力と少子化」について考えました。

1点目は「国際人権規約」について。日本は国際人権規約を批准しているから、「高等教育の無償化」は当然やらなきゃいけないことなのです。つまり、「必要か必要じゃないか?」って議論はとっくに決着がついていて、「必要だからやる」って世界に宣言しているのに、「やっていない」のが今の日本。国連から「はやくやれ!」と怒られているかっこ悪い状況なのです。

2点目は「国際競争力と少子化」について。企業は世界で戦っていくために、知的生産性の高い優秀な人材がほしい。でも少子化で大学を卒業する人の数は減っていく。これは困ったことです。このままでは今と同じレベルの人すら採用するのが難しくなる。そこで、大学を無償化して、お金がなくて大学に入れなかった人にも大学で学んでもらうことで、知的生産性の高い人材の数を確保しようということです。

では改めて今の日本の状況をみてみると、2010年に民主党政権が高校授業料を無償化しましたが、2014年に自民党が無償化に所得制限という条件を付けて改悪しました。親はお金があるからといって子供の教育費を払うとは限らないので、教育機会を平等に提供するという意味では所得制限なしに無償化する必要があるのですが…。

ということで、大学の無償化どころか高校の無償化も一歩後退している日本の状況でした。

 

 
■day2受講レポート

高等教育(大学や高等専門学校)を無償化するために考えるべきことは?

day2では「つまずかない義務教育」と「財政面」について考えました。

1点目の「つまずかない義務教育」ですが、これは勉強が面白くなくなるタイミングと関係がありそうです。例えば数学は足し算、掛け算、割り算・・・とだんだん難しくなっていく。そして、どこかがわからなくなると、次にいってもわからない、という事態になる。そして勉強が面白くなる。という構図があります。人は発達状況に個人差があり、全員が同じペースで同じものを学んでいける訳ではありません。ということは、個人の状況に合わせて適切な学びを提供していかないと、勉強嫌いの子供を量産してしまうことになります。勉強が嫌いな子供を大学にいかせても、得られる成果は最低限かもしれません。そこで、最大の学習成果を出すためには「つまずかない義務教育」を提供していくことがポイントになりそうです。

2点目は「財政面」です。大学無償化にかかる費用は10兆円。ただ、大学無償化すると60年度にはGDPが108兆円増えて、税収が21兆円増えるというデータがあります。ただ、日本ではこの分野の研究が弱い。今後は研究を促進し、議論を重ねて財政面の予測を立て、実現に向けて動いていけばよいと思います。

以上、day1~day2で高等教育の無償化について考えていきました。まだまだ考えるべき論点はありそうですが、それはこれから先に学んでいけたらと思います。

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