22nd 2月2012

OTOSHA28「復興への支援の戦略」Day3の受講記録

by JIN

おとなの社会科CS担当のJINです。
OTOSHA28「復興への支援の戦略」Day3の受講記録を書きます。

本稿では、受講者目線で、セミナーの受講記録を書きます。なお、一部JINの私見にわたる個所が含まれる点、ご容赦ください。

今年は、偶数月は、ロジカル・ファシリテーションを実践する形式でセミナーを行いました。2月はその最初の月で、「復興への支援の戦略」をテーマとして、3回、セミナーを行いました。同月は、株式会社プロジェクトプロデュース様のご厚意により、会議室をお借りして実施します。

Day3の主なポイントは、次の3点です。
■問題解決のためには、「答え」を探すのではなく、「問い」を探る
■適切なイシューを検討するには、半歩先の「問い」を探る
■復興支援のためには、ステーク・ホルダーを意識する

以下、具体的に書きます。

■問題解決のためには、「答え」を探すのではなく、「問い」を探る

何か問題解決をしようと思案し始めると、どうしても、どんな解決策があるのかに思いがいってしまいがちです。これは、学生時代に「答えのある問い」に対して答えることに馴らされ過ぎたことによるものです。

しかし、世の中で問題解決を迫られる場合には、確実な正解が存在しない場合の方が多いです。そうした状況で最初から「答え」を求めていくと、どうしても短絡的な解決策に飛びついてしまい、本質的な問題解決に至ることができなくなります。

したがって、問題解決のためには、「答え」を探す前に、「問い」をつきつめて考えていくことが非常に重要になります。

■適切なイシューを検討するには、半歩先の「問い」を探る

そして、「問い」を探っていくと、議論している人それぞれが異なるイシューを持っていることが、よくあります。そうした状態では、議論は平行線をたどり、噛み合わなくなります。その場合には、イシューを合わせていく必要があります。

このようにイシューを合わせに行く場合、「足して2で割る」ような方式では、実際には皆に腹落ちしないイシューになってしまうことが多いです。納得感のあるイシューにするには、新たな視点から「問い」を立て直してみるとことが効果的です。

とはいうものの、途方もなく全く違った視点を持ち出して来ても、意味がありません。

やはり、それまで議論されてきているイシューから少しジャンプした辺り・・・半歩先くらいのイメージの所に「問い」を立てられると、それが良いイシューであることが多いです。

■復興支援のためには、ステーク・ホルダーを意識する

復興支援に実際に携わるということは、社会的に非常に意義が大きいことだし、素晴らしいことです。しかし、復興支援も、最初は「思い」だけで突っ走って来れても、長期化してくると、時間的にも経済的にも精神的・肉体的にも限界が出て来ます。なのに、本当に実効性がある支援は、息の長い活動です。

そうした困難な状況に置かれたときに考えてみると良いのが、Day1・Day2で検討した事柄です。つまり、まずは、10~20年先のあるべき状態を「大きな絵」で描きます。そこから逆算して、サブイシューを立て、自分たちがどの辺りの立ち位置にいるのかを確認します。実際に復興支援に没頭していると、どうしても目先の事ばかりに目が行きがちです。そんな中、自分の立ち位置が明確になると、息の長い活動につながっていきます。

そして、もう1つ有効なのが、Day3で検討した、様々なステーク・ホルダー(=復興支援に関わる関係者)を列挙してみる、ということです。様々な支援活動の関係者、たとえば、精神科医のボランティアの方やボランティアで住宅設計する人等を意識しておくことで、自分自身が特定の分野で支援している場合でも、他の人たちのパワーも借りて包括的な支援を考えることができるようになります。「自分だけが!」といった思い込みからも解放され、精神的に楽になります。

今月の「復興支援」の回には、実際に復興支援に携わっている方も参加してくださいました。
http://www.love-g.info/
その方々が「広い視野を持てるようになってよかった」と言ってくださったので、本当に良かったです^^

(by JIN)

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