07th 12月2012

OTOSHA38「EU 欧州連合の今」day1受講記録

by tenpei

おとなの社会科、営業担当の天平です。以下、day1の内容を私の視点でまとめていきます。

ヨーロッパの国々が、EU(欧州連合)としてまとまるためのエネルギーはどこにあるのか?ポイントは4つあります。

(1)戦争に対する反省:第一次&第二次大戦でヨーロッパは焼け野原に。特に兵器が近代化し、大量虐殺的な戦いとなり、過去の戦争とは様相が変わりました。もう二度と戦争は起こしてはいけないという思いがあります。原爆なんか使ったら、EU全土が汚染されてしまうので、兵器の近代化は大きな要因でしょう。

(2)真の復興の実現:第一次大戦後の復興で、アメリカはドイツに多額の投資(支援)をしました。そんなアメリカがまさかドイツを裏切って敵になるとは誰も思っていなかったでしょう。米英は信用できないので、米英の影響を受けずに復興する為に隣国と協力する必要がありました。

(3)収奪から相互発展へ:他国から富を奪い自国だけ発展する形ではなく、隣国と自由貿易をしながら相互発展した方が、経済的なメリットが大きいと判断。自国内での産業の成熟度が高まってきた(飽和してきた)タイミングと重なっていたのです。

(4)歴史的な理由付けがある:どこまでがEUに加盟でき、どこからができないのか?EUは西ローマ帝国をベースにしています。過去に同じ西ローマ帝国だったという歴史的な背景をかざすことで、どこまでをEUとするか、理由付けができます。トルコが非加盟、イスラエルの加盟の話が上がることがある、というのは、この話から説明することができます。

以上、4つのエネルギーによって、EUはまとまっているものと考えられます。

 

なお、多様な国家がまとまるポイントがEUから2点学びとれます。

<1>マイノリティ(少数意見、社会的に弱い立場の人など)の尊重:EUでは少数の思想・小国などの立場を尊重する為、強者・強国が出過ぎないように注意をしています。過去の歴史から、強者・強国が支配する社会は、不幸な人々を大勢作ってしまうことを彼らは知っているのです。

<2>各国に自立する力がある:EUは小中国の集合体ですが、それぞれの国に独自性があり、意志があり、自立しているのです。その為、小国でも、EUの中で大きな存在であるドイツやフランスに対して自らの考えを主張でき、良質の議論ができるのです。 では、日本はどうでしょうか?地域の独自性は薄れ、意志はなく、自立していない。となると、国内でEUのような形を実現しようとしても、それぞれの地域から意見が出ることもなく、どこか声の大きな人達の意向で物事が決まってしまい、一部の人達に有利な条件になり、不幸な人達を大勢作ってしまうことになるでしょう。日本では形だけ真似をしても、うまくいきませんね。

以上、day2以降もEUへの理解を深めていきたいと思います。

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