26th 4月2013

OTOSHA41「尖閣問題」day2受講記録

by tenpei

おとなの社会科、営業担当のtenpeiです。day2の受講記録を「好戦派に対する反論」「事態の終結に向けて」の2点で書いていきます。

 

■「好戦派に対する反論」は以下4つの論点を考えました。

(1)日米安保のあやうさ

(2)米国が一緒でも勝てるのか?

(3)海上保安庁の警備以上が必要なのか?

(4)交戦規程の難しさ

 

(1)日米安保のあやうさ

日米安保は冷戦構造をもとに作られていて、形は残っているが、中身は空洞化しているのではないか?とい疑いがある。欧州では米国は頼りになるかわからない&米国の軍事的影響力の排除、を狙ってNATO軍の解体とEU軍の設立を検討している。日本も米国が頼りになるという考えを持ち続けるのは危険である。

(2)米国が一緒でも勝てるのか?

イラク戦争では州兵(本来は国内の治安維持がメイン。米国軍の予備部隊)まで派遣し、総力戦を展開したが、戦闘は泥沼化し「米国が勝利した」とは言えない状態で終結した。決して「米国は強い」とは言えないのだ。世界一の人口を持ち、米英に次ぐ世界3位の軍事費を持ち、戦略戦術に長けた国家である中国と戦争をして、日米は勝てるのだろうか?また、少子高齢化が進む日本の若者を従軍させる余裕は日本にあるのだろうか?という事を考えていく必要がある。

(3)海上保安庁の警備以上(自衛隊?国防軍?)が必要か?

現状、尖閣諸島に強行上陸することも、海上保安庁の巡視艇に攻撃することも、非常に可能性は低い。なぜなら、現代ではそのような行為を世界が許さないからだ。中国がそこまでリスクを冒す理由はあるのか?なお、日本が警備を強化すると、中国も対応を強化することになるだろう。これ以上、緊張状態を悪化させないことが重要だ。

(4)交戦規程の難しさ

自衛隊には交戦規程(武器を使用していい根拠)がない。したがって、攻撃されたからと言って、他国に攻撃をやりかえして良い法的な根拠はない。交戦規程の難しさは「規定を設けること自体の問題」「既定のバランス」がある。 「規定を設けること自体の問題」は、交戦を許可してしまうことで盧溝橋事件やトンキン湾事件といった、故意による大規模戦争の引き金を引いてしまう可能性がある。「規定のバランス」はロックオンされたら打って良いのか?ロックオンされる前に打って良いのか?など、厳しさと緩さのバランスが難しい点がある。

以上の論点を一緒に考えていくことで、軍事衝突による解決は難しそうだという事が共有できるかもしれない。

 

■「事態の終結に向けて」は以下3点つの論点を考えました。

(1)軍事は外交カードの1枚に過ぎない

(2)歴史から学べ

(3)中国政府の弱み

 

(1)軍事は外交カードの1枚に過ぎない

今は外交によって世界での影響力を獲得していく時代だ。軍事は外交カードの1枚に過ぎない。軍事に固執するのではなく、様々な選択肢を検討し、国益を最大化するために思考し、行動していくことが必要だ。これまでも軍事に頼らずやってきたことに自信を持ち、これからも軍事に頼らずにやっていくべきでしょう。軍事に頼らなければやっていけない理由があるなら、聞いてみたい。

(2)歴史から学べ

第二次大戦後、欧州の平和と安定はエネルギーの共有が重要だと考えて設立された欧州石炭鉄鋼共同体(のちのEU)から学ぶべきだろう。東アジアの平和と安定の為に、東シナ海でのガス田共同開発から東アジア共同体の設立などを考えていくと良いだろう。

(3)中国政府の弱み

エネルギー需要の増大、超高齢化社会に向けての社会福祉制度の整備など、中国政府は大規模な戦争をしている余裕はない。そこをうまく利用して交渉をしていくことが賢いやり方だ。日本人は戦国時代に象徴されるように、国家間で巧みな交渉ができる優秀さを持っている。正面から巨人と殴り合いをするのではなく、巧みな交渉によって、日本の将来と世界の安定に貢献していきたい。

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