25th 6月2014

OTOSHA57 「宗教学:世界に神様は何人いるの?」

by tenpei

おとなの社会科、スタッフの天平です。今月は「宗教学:世界に神様は何人いるの?」について学びました。以下、特に気になった2点について書いていきます。

(1)十分な時間と知性の積み重ねの重要性
(2)これからの時代の社会をまとめる力

 
(1)十分な時間と知性の積み重ねの重要性
世界宗教と呼ばれる仏教、キリスト教、イスラム教でさえ、最初から完璧な形をとっていた訳ではない。長い歴史の中で幾多の失敗や論争を積み重ねた結果“まともさ”を手に入れることができたので、社会をまとめる器として、人々の心の支えとして、広く受け入れられるようになった。

一方、新興宗教や、歴史の中で消えていった宗教の多くは“まともさ”を十分に得られず、一部の人にしか受け入れられていないのだろう。どこかで“信じる”ことが必要になる宗教に完璧な論理性を求めることは難しいが、それでもかなり納得感の高い説明ができる理論体系を構築できたものだけが生き残れる、意外と厳しい世界のようだ。

 
(2)これからの時代の社会をまとめる力
日本ではこれまで、土着の信仰が社会をまとめてきた。悪いことをしたら祟りがあるぞと聞けば、歯止めがかかる。宗教行事では村のみなが集まり、協同作業で親睦を深める。同じ信仰をしているというだけで、一体感が生まれる。

しかし、ある人は故郷を離れ、ある人は信仰のない工業団地で生まれ育ち、ある人は転居を重ね、土着の信仰を基にした地域社会の一体感を作ることが困難になった。

では今後、社会をどのようにしてまとめていくのか?仏教や神道の再興も必要だろうが、それだけでは難しそうだ。もっと楽しく参加でき、地域でまとまれるもの。となると、商店街の活性化だったり、お祭りだったり、地元のスポーツチームだったり、するかもしれない。そこでは楽しいだけでなく、社会を生きていくために必要な規範を学べる場にする必要がありそうだ。この規範には宗教と同じく、ある程度の論理性が必要だ。

というあたり、やはり関心のある内容に帰着した。これからも「どのように社会をまとめるか」について考えていきたい。

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